春のイベントで開催した「フィリピンチャイルド訪問記」を秋吉様のご了解を得て、ホームページに掲載のご許可をいただきました。「てんやわんや訪問記」是非ご覧下さい!!
てんやわんや訪問記
秋吉幸子さん
フィリピンのカモテスという小さな島にいる高校生のアラン君が私のチャイルド。彼は私にとって五人目のチャイルド。初めての男の子である。横浜の妹のチャイルドはレイテ島の三年生の男の子、訪ねてみようといいはじめて一年。2人で出かけることにした。
立ちはだかった壁は言葉。プラン・ジャパンからは通訳は旅行社に依頼して、と連絡がきたが「なんとかなるだろう」と2人で一人前にもならない英語力で出かけた、トラブル続きの旅のはじまりである。まず成田までの道路が事故で通れず電車を乗り継ぐ。
次は荷物の検査でお土産の絵の具がひっかかる。油彩でなかったのでパス。セブ島の空港で迎えてくれた現地のガイドは日本語が下手。唯一ホテルに日本人のスタッフがいるというのが救い。彼女のおかげで島へ行く船のトラブルが解消出来た。カモテス行きの船が壊れて出ないというのだ。プランの書類を見せて「どうしても行かなくてはならない」というと別の港へ着く船があり、現地のオフィスとも連絡を取ってくれて一安心。(レイテへ行く時もトラブル発生)翌朝、2時間ほどの船旅は50人位の人とタバコ、衣類、食料、山羊(帰りはにわとり)もいておもしろかった。
小さな港ではプランのシャツを着た男女2人の職員が手を振って迎えてくれた。「ようこそ」車にのり
アラン君の学校へ行く。建てた人は韓国人です、とアラン君からの手紙にはあったが堂々たる鉄筋三階建てで、オーナー夫妻、校長先生のお迎えを受けた。
アラン君は教室から飛び出してきて握手。写真通りの笑顔の可愛い少年だ。
私がびっくりした?(私が来たことを)と聞くと「とっても」という。
アラン君の家は小さいけれどきちんとととのえられた涼しい家だった。父はサウジアラビアへ働きに行って母と妹、隣の祖母の家に住んでいる。母のフェさんは近所でも評判の料理上手だそうでおいしい昼ごはんを頂いた。父に教わったというギターを弾いてくれた。
アラン君は将来大学でコンピューターを学びたいという。この島に大学はない。父の出稼ぎは続くだろう。私の家族が正月にとった写真が額に入れて飾ってある。クリスマスプレゼントの色鉛筆も大事にしてくれていた。昼休みが終わり彼は堅く握手して学校へ戻っていった。
この小文を書く機会が与えられいろいろ思い出している。来年卒業し、別れのときがくる前にもう一度会いに行こうかという気もする、トラブルもハプニングも面白がる位がよく、英語力はなくても大丈夫、「ハート」があれば。
みなさんもお出かけ下さい。元気がでます。
アラン君とその家族

現地スタッフと記念撮影
